北欧スタイルの家
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美しい横顔に思わず見惚れてしまう。LOAFERの特徴である、天まで伸びていきそうな片流れの屋根がいい。アレンジで下屋を出し、リビングから薪のストックを取り出せるようにテラスを付けた。ブラックのガルバとウッドデッキの色合いが、都会の中の森を思わせる。ここだけは何があっても侵食されない幸せな場所なんだと主張しているようだ
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薪ストーブを中心にした吹き抜けのあるLDK。カラフルな色使いでもまとまりを感じるのは、北欧調のカラーリングが木の質感と相性がいいからだろう。見上げるとまっすぐ伸びる煙突と憧れていたロフト。こちらは今はフリースペースにしているが、リビングとの一体感は人が集まった時に活躍しそうな可能性を秘めている。出入り口のカーブを効かせた開口が可愛い
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リビングのスペースは壁一面を板張りにし、リッチな印象だ。木をふんだんに使った家を建てたかったというK様ならではのデザインで、まるで森林浴をしているような安らぎを感じることが出来る。玄関ホールとの壁にはインテリアガラスを施し、明かりのやり取りだけでなく人の気配も感じられて安心する。シーリングファンの照明と梁のレールの照明をガラスのモノに統一することで、全体のイメージを優しくまとめた
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「家を建てるのに薪ストーブはマストアイテムだった」と話すご主人は、キャンプ好きだけあって火の扱いが上手い。ストーブの調節もすぐに慣れ、冬の生活を楽しんでいる。薪ストーブは中村住宅工業の提携先で施工し、アフターメンテナンスも安心だ。メーカーや機種も取り扱いが豊富で、設置するときだけでなく日頃から色んなアドバイスを受けられる。家と同様に、ストーブを設置してからが長い付き合いになるので信頼できる会社を選ぶのがおすすめだ
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ダイニングスペースは、リビングとはまた違う顔。こちらは奥様のお気に入りで、印象的なキッチンカウンターのクロスは北欧デザイナーの柄を採用した。大胆な柄ながら、背景のグリーンやお家の形のニッチなどとよく馴染むのは、いずれも自然をモチーフにしている北欧調だから。ウッドのダイニングテーブルや深いグリーンのファブリックソファなど、センスの高さが窺える
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対面キッチンはリビング側から見えないのでリビングとの調和は取らなくていい、思いっきり自分の好みに走っていい。奥様は可愛いのが好きなのだ。キッチンは外国風にこだわりたくIKEAを採用。(要相談)いや、こだわればこだわるほど、本当は人に見せたい、そんな仕上がりになった。レンジフードの横にはサブウェイタイルを施し、奥のシアタールームへと続く扉は無垢をビビッドなイエローに塗装した
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アレンジで増設したプチシアタールーム。秘密基地のようなスペースが欲しくてプランした。将来的には暮らし方によって使い方も変えられるので、そのフレキシブルさに期待大だ
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リビングと繋がる2階のフリースペース。デスクを置いても十分なスペースなので、趣味や仕事・勉強など家族と一緒に居ながら自分の時間も大切に出来る。階下からの眺めもいいが、2階から見下ろすのもいい。どこから見てもお気に入りのLDKだ。照明器具一つ一つにもこだわり、自分達で探し出した。ちょっと変わったデザインを友達に発見されるのも嬉しい
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K様邸は夫婦のこだわりで、洗面室とUBをそれぞれ拡張し1.25坪を採用した。洗面室には造作の棚をつくり、毎日大量に使うタオル類を一気に収納。同じく造作の洗面台は、お気に入りのグリーンのタイルがそこに立つ度に目に入り、幸せな気持ちになれる。床はタイル調のクッションフロアで、ホワイト系をチョイスしたので洗面らしく清潔感のある空間になった
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横顔とは大きく表情が変わる外観正面。前面をウッドの鎧張りにし、ログハウスの雰囲気さえ漂う印象だ。間違いなく煙突が目を引き、木を愛する人の家だとわかる。リビングの掃出し窓から出られるデッキにはストックの薪置き場を設け、当座使う薪を庭の薪棚から持ってきておけるようにした。これで天候の悪い日も惜しみなく薪をくべられる。奥様デザインのアプローチが可愛らしい