家族でリビングで過ごす時間が好きだ。子供の笑い声と、それを見守るキミの優しい笑顔が、たまらなく好きだ。大きな掃出し窓から差し込む朝陽は、今日も一日頑張ろうと気合いを入れた僕の背中を押してくれる。無垢の床の肌触りの良さは、子供の素足にも気持ちいい

LDKの吹抜けは2階のフリースペースとちょうどいい距離感で繋がる。料理をしているいい香りが届くのと引き換えに、フリースペースで一人BGMを流しながらお気に入りの雑誌をペラペラとめくる空気が降りてくる

今日も美味しそうに食べてくれる顔を想像しながら、ネットで仕入れたレシピに挑戦してみる。造作のオリジナル背面収納にはブラックで統一した家電を並べ、家事のやる気をアップさせる。家事は楽しくがモットーだ

海の青。空の青。ウッドとアイアンとも相性の良い、爽やかなブルーがキッチンカウンターで目を引く。少しくらいの憂鬱は、このダイニングテーブルに座ったらいつの間にか忘れてしまいそうな気がする。そうしたら、知らぬ間に笑顔になって明日の話をしよう

休日は時計を気にしないで過ごすのもいい。おやつを食べていたら、口の周りにクリームが付いてみんなで顔を見合わせて笑う。そんな何でもないような出来事が宝物だと、今はまだ気づいていなくてもいい

玄関にはあえて下駄箱を置かず、ミニマリストを心掛ける。土間の奥にシューズクロークを設け、ベビーカーや趣味の道具も収納可能。壁のニッチに家族の思い出の写真や小物を飾ると、目にするたびに楽しかった時間が蘇ってきて、思わず笑顔になること間違いなし

2坪の広々した洗面脱衣室には、お気に入りのタイルを。視界に入る度に思わずニヤニヤしてしまう空間だ。造作の棚には、タオルなどの日常的に使うものからお風呂上りに必要な着替えまで、たっぷりと収納出来るのも魅力。来客の手洗いも、躊躇なく「そこ使ってね」と逆に自慢したいスペースに仕上がった

主寝室には、海外ドラマを思わせるクローゼットのルーバー付きの扉を採用。床だけなく建具にも無垢材を使用し、リッチな気分で眠りにつくことが出来る空間となった。必要最小限の広さだが、天井が一部吹き抜けになっているため開放感を手に入れた

家づくりを考える前から一緒に暮らしている愛犬のためにドッグランを。大切な家族が、安全に楽しい時間を過ごすためのマストアイテムと考えていた。ガルバとウッドの温かみのある建物にアメリカンフェンスが良く似合い、通る人たちの目を引く外観となった