おこもりスペースの家
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外観がアメリカンハウスの雰囲気もある「POCHE(ポッシュ)」。リビングに面したウッドデッキは大きな軒に守られて使い勝手が良く、家の中と庭とを緩やかに繋いでくれる。玄関まわりにアクセントで施した杉板張りの外壁塗装が、モスグリーンのガルバと好相性。車を降りて家に近づく時、思わずワクワクする景色だ
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ご主人様の念願だった、釣り道具専用のアウトドアストッカー。本格的な海釣りを楽しむため魚種によって釣り竿を使い分けたり、上手になるにつれ道具のレベルも上がって、思わず増えてしまうものだ。奥様には「ここに収まるだけにとどめてね」と釘を刺されている(笑)ストッカーの前の部分だけ地面と同じ高さを保って、コンクリート仕様にした。水に濡れたものの扱いも楽でよい
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吹抜けのリビングは無垢の床と大きな梁が現しになっていて、木の雰囲気を存分に楽しめる。経年変化であめ色に色づいてくるのが楽しみである。玄関ホールから入ってきた時の開放感は外から帰ってきた楽しい気持ちを増幅させてくれ、無垢が発する優しい空気は家に帰ってきたホッとする気持ちを包み込んでくれる。インテリアは様々な色を使いながらもナチュラルな雰囲気を保っていて、ご夫婦のセンスを感じる
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「POCHE(ポッシュ)」は廊下がない間取りが特徴。部屋同士を繋いでいるので、建坪はコンパクトだが全然窮屈に感じない。リビング階段で2階に上がると、フリースペースを中心として両側に個室がある。真ん中の空間が家族をちょうどいい距離で繋いでくれているのだ。リビングも勾配天井になっており、開放感はもちろんのことキッチン背面の壁がアクセントになりよく映える
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テレワークもあるご主人様専用のワークスペース。広さは1坪で、数字上は狭いイメージかもしれないがパソコンなど機器を置いて、実際の動きと照らし合わせてみると、何とも絶妙にフィットする広さとなった。カーテンの向こうには、これまた1坪のウッドデッキがあり、外壁に囲われていることに加えお隣さんの目線も気にならない位置なので、念願の「おこもりスペース」である。実はゲームも好きなご主人様。籠って何をしているかは内緒である
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仕事の息抜きにデッキに出てみる。のんびりと外の空気を吸ったり、子どもと遊んだり。建物正面のウッドデッキとは違う雰囲気を持つ場所である。夜にはキャンプ道具を持ち出して、焚き火も良い。星空を眺めながら揺らぐ炎を見ていると、仕事や遊びのアイディアが浮かんでくる。クリエイティブな仕事をしているので、こういう場所や時間がすごく大切。子どもとのコミュニケーションにも役立っている
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こだわりのアウトドアストッカー内部。壁と天井をOSB合板貼りにしたので、DIYで棚を増やしたり 釘を打ったりすることが可能。綺麗に並んでいる細かな美しいモノたちを眺めると、次の休日が楽しみでニヤニヤしてしまう。出入り口はシャッターなので大開口。道具の出し入れもスムーズだし、庭と同じ高さなので車と行ったり来たりする動線もGOOD
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リビング階段から上がってすぐのフリースペースでも、趣味を楽しむ。「家を建てたら絵を飾ることが憧れだったが、せっかくなら買った絵ではなくて自分達で描いてしまおう」というK様らしい素敵な発案。リビングには、ご夫婦だけでなくお子さんが描いた絵も一緒に3枚並んでいる。どんな高価な絵画より素敵なインテリアである
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間取りの多くはご主人様のアイディアが詰まったK様邸であるが、奥様が「ここだけは」とこだわったのがキッチン。海辺を思わせるブルーとグリーンに、ガラスのペンダントライトが波の音を生み出しているかのようだ。照明器具をつけるためのライティングレールに観葉植物を吊るす。リビングから眺めると、まるでここも1枚の絵画のように美しい
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玄関正面のアクセントクロスは優しいブルーをチョイス。リビング入り口の無垢の扉はネイビーに塗装した。壁面には家族写真が飾られていて、通るたびに微笑ましい気持ちになる。下駄箱も無垢なので、パインの床と同様こちらも経年で色づいてくるのが楽しみ。人が暮らすからこそ付く少しの傷や汚れは、思い出や成長がカタチになって現れるものである。それをも楽しめるのは最高のボーナスだ