足利市Ⅰ様邸【WAVE】

ヤシの木が似合う家

 
  • どこかのリゾートに来たかと二度見してしまう佇まいのⅠ様邸。ブルーのガルバにホワイトの窓枠を利かせて、爽やかさを演出した。1.5階のリビングと繋がるバルコニーは、標準仕様は無垢のウッドバルコニーだが、立地条件やメンテナンスに対応してアルミ製も選択可能だ。庭に敷き詰めた白い砂利は、まるでビーチに居るかのような光を放ち、ヤシの木を映えさせている。駐車スペース以外をアメリカンフェンスで囲い、プライバシーを守ると同時に子どもが安全に遊べるスペースを確保した

  • 片流れ屋根のWAVEならではのLDKの勾配天井。セカンドリビングへと続く直線は、開放感で溢れている。壁一面をデザインコンクリートでレンガ調に仕上げた。アンティークな白いレンガにネイビーのカーテンが美しいコントラストで、夜の姿も楽しめる。飾りではない構造上の梁は、どっしりとした落ち着きと木の家ならではの優しさを醸し出していて、その時の気持ちによって見え方が変わるから不思議である

  • ソファからキッチンを眺めると、カフェに来た気分になる。「遊びに来た友達に「落ち着く!面白い!めずらしい!」と褒められます」と嬉しそうに話してくれた奥様。ダイニングチェアは気に入ったデザインでまちまちのモノを並べたが、それがまた良い。今日はどこに座ろうかなと気分で選ぶのも楽しみになりそうだ。造作のキッチンカウンターはOSB合板をそのままに、ご主人の好みのハードさを取り入れた

  • セカンドリビングは、今はもっぱら子どものスペース。休日のお昼寝も、ここならリビングと同じ空間のように使えるので安心だ。整理整頓が得意な奥様は、収納術が素晴らしい。子どもでも一目でわかるように工夫していて、お片付けが上手になること間違いなし!「妻は几帳面なので、僕がたまに怒られちゃうんですよね」とご主人が笑って話してくれた。インテリアの色使いのセンスが秀逸で見習いたい

  • キッチンも、木目調ながらインダストリアルな雰囲気を感じる設え。ガラスの照明やアメリカの工場を思わせるペンダントライトは、ウッドとの相性がいい。経年であめ色になった梁や床とも、きっと更にいい雰囲気を出してくれるだろう。水はねが気になるキッチンの床はクッションフロアを採用。ヘリンボーン柄がまた、古き良きアメリカの香りを引き出しているのかもしれない

  • 向かって右端の収納はオプションで造作したものだ。お気に入りの家具を置くのも良し、ゼロから設計するのも良し。そういう細かなところもオーダー出来るのは、規格住宅ながら満足度が高い。二つとして同じ家はないというのは、このシリーズを選んだ人が喜んでいる点の一つである。うっとりするこのショットには、収納上手な奥様の日々の暮らしが詰まっているんだとミモザの花が語っているようだ

  • 主寝室は、プロジェクターで好きな映像を流したら、途端にシアタールームに早変わり。好きな映画を見たり、家族の思い出のビデオを見るのも楽しい。無垢の床は、夜中に起きてベッドから出てもひんやりすることがないし、まだ寝ていたい朝は今日も頑張ろうと背中を押してくれる。コンセントやスイッチの位置も打ち合わせで決められるので、昨今では必需となったベッドサイドのコンセントは嬉しい

  • 玄関からガレージへと繋がるテラスドア。1.5階がLDKなので、家族の顔を早く見るか、ちょこっと愛車に挨拶するか迷ってしまう。いや、家族に会うのが先だろう。その階段を数段上ると、そこにはhappyな時間が待っている。毎日の行ってきますとただいまが繰り返される場所。行ってらっしゃいとお帰りなさいが繰り返される場所。今日も、楽しかった出来事を食事しながら話そう

  • 念願のガレージには、今はパパのバイクと僕の三輪車。いつか息子とツーリングに行きたいご主人は、ガレージにバイク2台はキツイなぁという日を待っているのかもしれない。アルミ製のバルコニーはガレージの屋根にもなり、この下で作業するのにいい場所となった。シャッターBOXは内付で、外観はすっきりと。ヤシの木とバイク…このアングルをおつまみに美味しいお酒が飲めそうだ

  • ヤシの木が似合う遊び心のある家。夫婦の希望を叶えたWAVEは、住まう人の好みで表情を変える。Ⅰ様邸はアメリカンにかっこよく、リゾート風に仕上がった。アルミフェンスに看板を付けたり、室内もセンスの良い色使いや小物で、オンリーワンの家になった。こうして、暮らし始めてからも手間と時間をかけたくなる家なのだ。これからの進化も楽しみだ

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